スピリットアイランド備忘録

スピリットアイランドの攻略/考察など

スピリットアイランド 攻略 その2<複数人プレイ>

スピリットアイランドは、ソロモードが特に評価が高いゲームだが二人、三人プレイも面白い。ただ、このゲームは人数を増やすと盤面が広がり、考えなければならないことが飛躍的に膨らむため難易度が上がる傾向があると思う。今回は2人以上で遊ぶ時のポイントを紹介してみたい。

 

・即効/遅発マーカー(場合によっては建築/略奪マーカーも)を用意する

ソロでやっている場合は、あまり必要ないのだが複数人でやる場合は、能力カードや能力の上に置けるマーカーを準備すると非常に便利だ。1個の能力発動忘れが致命的になる場合や、精霊フェイズで相談している時に即効/遅発を間違えて対策を組み立ててしまったりというミスが激減する。(うちでは終わったパンデミックレガシーの赤/青キューブを使っている)

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ボドゲーマでcocottejsさんが提案されていて、やってみたのだが非常に具合が良い。詳しくはこちらの記事を読んで欲しい。建設/略奪マーカーの設置は2人プレイだと、あまり必要は感じなかったが、3〜4人だとあるとボードも広くなるので便利かもしれない。Todoリストの可視化は仕事でもゲームでもとても有効だ。

 

bodoge.hoobby.net

 

・サイコロを用意する(3〜4個)

他のアイテムとしてはサイコロもオススメ。これは土地に防御を付与した時やカードに繰り返しを付与した場合など、数値を記録したい時に便利だ。全員がそれぞれのプレイを完全に把握することが難しいだけに、こうした可視化は行っておきたい。

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・複数人プレイの有利/不利を知る

複数人で遊ぶ場合はソロよりも有利になるところと不利になるところがある。まず有利になるのは「他人に使うと効果が強くなる能力カード」の存在。任意の精霊に精霊力を渡したり、精霊マーカーを設置させたり、遅発を即効にしたりと、この手のカードは非常に強力だ。各精霊が付与できる能力について、あらかじめ参加者同士で共有しておくと良いだろう。

 

もう1つ有利になるのは「苦手なことへの対応」だ。精霊ボードの裏面にも書いてあるが、内陸ヘの対応が苦手だったり、町や都市への対応が苦手だったり、不安マーカー落とすのが苦手だったりと、各精霊は得手不得手が結構はっきりしている。当然、得意分野で活躍し、苦手分野は任せるのが良い。ただ、序盤に関しては精霊マーカーの縛りや(精霊力や手札使用可能枚数などの)リソースがキツイため、苦手なことも率先して行わなければならないケースも多い。柔軟に動こう。

 

逆に不利になるのは「敵の侵略速度が上がる」こと。遠征が行われるのが町、都市の隣接地のためボードが広がると遠征隊のばら撒かれるペースが上がる。次にどこの建設を押さえた方が良いか、町/都市/海洋の隣接地を無くして遠征隊が入ってこないスペースは作れないだろうかなど、広く意識を配る必要がある。

 

・序盤はソロプレイと同じに考える

複数人でプレイした時、他の協力ゲーのように隣の人の行動を確認しつつ、自分の行動としてベストを探すようなプレイングをしていると選択肢が無限大に膨らんでしまい、訳がわからなくなってくる。(結果お代官プレイができなくなっており、それがこのゲームの素晴らしいところではある)

 

そこで、序盤は自分のマーカーがたくさん置かれているボード1枚の土地を集中して考える。幸いなことに能力を使うには精霊マーカーから距離が決められており、あまり遠くの盤面に干渉することは難しい。自分が干渉できないボードは、頭から切り離して、まずは自分の担当できる土地の対応を考えよう。

 

そして考えがまとまったら即効能力フェーズに移る前に、このターンのプレイング内容を発表して皆で納得したら決定して進めると良いだろう。

 

・中盤以降は、対応できる土地を宣言して進める

中盤以降になると精霊マーカーも入り組んできて隣のボードなどにも干渉ができるようになってくる。さらに敵の猛攻も激しくなってくるので自分のボードを手元のリソースだけでは処理しきれないプレイヤーも出てくる。

 

そこでオススメしたいのが、精霊フェイズの最初に「対応しようと思っている土地(略奪/建設される)」を伝えること。まずは略奪される土地から話し合い、対応が決まったら残ったリソースで建築が起こる土地を対応すると良いだろう。この時に、同じ土地を対応できるプレーヤーが複数人出てくる場合や、ほとんど誰も対応できない土地が出てくる。誰が対応したらベターなのか、略奪/建築が起こることは諦めるなら次点の対策は無いか。などを相談して決めると良いだろう。

 

・終盤は大技を狙っていく

後半は破壊力が高い大能力カードを使って勝負を決めきるタイミングを探す 。恐怖レベルが2から3に上がるくらいのタイミングになったら、建設地/略奪地の対応だけでなく、強引に動いて勝利をもぎ取れないかを考えた方が良い。すなわち恐怖レベルを3に上げて都市だけ狙い撃ちにして勝てないかを考える。

 

恐怖レベルを上げるための不安獲得の大能力カードは精霊力の獲得力の高いプレイヤーが担当すると良いだろう。みんなで協力して処刑しやすい土地に都市や町を集め、不安マーカーを1撃で大量に落とすことを狙おう。

 

後半は侵略者カードもステージ3となり、侵略速度が加速してくる。中盤と同じように全うに処理をしていると追いつかなくなることが多い。ステージ3の侵略者カードが略奪を始める前くらいにゲームを決めてしまいたい。